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 滋賀県は、県内の仏教美術の魅力をつづった旅行記をブログで紹介してもらう「近江路・仏女ブロガー旅紀行」の参加者を募集している。
 全国でも有数の国宝や重要文化財のある滋賀県の魅力を全国に発信してもらおうと県が企画した。9月21日以降に実施する1泊2日の旅行に参加し、終了後10日以内に個人サイトなどに体験記を掲載することが条件。旅行は4コースの中から選択でき、西明寺の国宝三重塔や石山寺の国宝多宝塔の修理見学などが含まれるコースもある。いずれも県の文化財担当職員が同行し、解説する。
 公開されたブログは県が審査の結果、11月には優秀者を発表し、県の名産品をプレゼントする。
 仏教美術に関心のある18歳以上の男女が対象。希望者は19日までに、JTBサイトの特集ページhttp://jtbwallet.jp/special/butsujo/から応募する。定員50人。問い合わせはJTB観光情報ナビ03(5796)5649へ。

 東日本大震災で隆起した下水道のマンホールに乗用車が接触する自損事故をめぐり、ドライバーが自治体に賠償を求めるケースが出ている。自治体には管理責任があるが、「震災後の道路損壊は予想でき、ドライバーの自己責任では」との声も上がる。
 宮城県大和町の町道で4月8日夕、女性が運転する乗用車が約30センチ隆起したマンホールに接触、漏れたエンジンオイルが引火して火災になった。けが人はいなかった。
 女性側は「注意を促す看板がなかった」として、町に損害賠償を請求。町は「施設管理責任があった」と認め、過失割合を町6、女性4で和解。損害額や代車料などを含め計52万円を支払うことになった。
 事故は、4月7日の最大余震から丸1日も経過していない時間に発生。「安全に走らなかったドライバーの責任が大きい」「震災後の状況で、路面を注意するのは当然」。7月13日の町議会臨時会では、議員から和解内容を疑問視する声が相次いだ。
 大崎市でも、隆起したマンホールやマンホール周囲の陥没で自損事故を起こしたドライバーから損害賠償請求が3件あり、計37万円支払うことを決めた。市は「管理している以上は責任がある」と説明する。
 ある警察関係者は「あれほどの地震の後では、ドライバーは道路の異変を予見して走行するべきだ。スピードを抑えれば事故は防げるはず」と指摘する。

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の歌津中で13日、昨年度の3年生の卒業式が開かれた。生徒や保護者らが出席しやすいようお盆休みの時期に延期していた。卒業証書は5カ月遅れで生徒たちの手に渡った。
 72人の卒業生に対し阿部友昭校長は「『命』『意志』『今』の三つを大事にしてほしい。今この時を真剣に生きて、自分を磨いてください」と激励した。
 卒業生代表として高橋昂聖君(15)=都立江北高1年=が「震災を経験し、あらためて友情の尊さを実感している。歌津中で強めた絆で壁を乗り越え、多くのことを学び、自分色の花を咲かせたい」と誓った。
 卒業生は進学した高校の制服や歌津中の制服を着て出席した。震災の被害で東京に移り住んだ高橋君は同級生との再会を喜び、「いつか歌津に戻り、自分たちの世代で復興させたい。活気あふれる町を目指す」と目を輝かせた。
 卒業式は3月12日に行われる予定だった。

 東日本大震災の影響で任期が延び、仙台市議選(19日告示、28日開票)が迫る市議の仕事ぶりに、市民団体や立候補を予定する新人らから厳しい指摘が出ている。市議会が3日に開いた「復興会議」は、議論を交わすことなく今任期中の幕を引いた。復興関連予算を審議した6月定例会では一部に、居眠りや私語を繰り返す議員もいて、「切迫感が全く感じられない」との批判が強い。
 既存の震災関連組織を再編統合し、機動的に対応する目的で6月末に発足した復興会議。3日の会議は、奥山恵美子市長ら幹部と議員が勢ぞろいした。
 議題は、各常任委員長の審査状況報告や重点要望の決定など。双方が直近の取り組みを説明して小一時間で終了し、議員たちは足早に議事堂を後にした。
 ベテラン議員は「一体何のために集まったのか。これでは、任期最後の単なる顔合わせと言われても仕方がない」と自嘲気味に話した。
 総額約374億円に上る補正予算案や津波に襲われた沿岸部、宅地被害が出た丘陵部の再建策を議論した6月定例会。本会議場や特別委員会室で議論が進む傍らで、居眠りや私語、途中離席をする議員の姿がちらほら見受けられた。携帯電話の着信音が鳴り響く日もあった。
 傍聴した、市議選に初挑戦する新人は「随分と緩い雰囲気。市民の代表としての意識が足りない議員が多い」とあきれ顔だった。
 市議会は今任期中、定数5減を決めたほか、政務調査費の支出の透明化といった改革を進めた。
 「定数を多少減らした程度では有権者は評価しない」と言うのは立候補を予定する元議員。「議会の外にいて痛感したのは議会の機能不全。与野党の意識を改め、政策立案能力を高めることが有権者への最大の貢献になる」と強調する。
 市民団体「議会ウオッチャー・仙台」はことし2月、本会議での態度と質問内容を採点した「仙台市議会議員の通信簿」を公表し、「学級崩壊状態」と指摘した。
 上原仁代表(77)は「震災後さらに質が落ちた印象だ。学級崩壊状態を改めさせるという気持ちが市民に芽生えないと議会は変わらない。選挙後も自分の目で議会の様子をチェックしてほしい」と促している。